IT営業の働き方がゆるゆるで思い通り過ぎた!柔軟なIT業界の働き方公開!

IT営業

私は日系SIerで営業マンをしている新卒3年目、ゴン野君です。

本記事では、SIerに勤務する私が、

  • IT企業への転職を考えている方
  • 現在エンジニアで営業職へのスイッチを考えている方
  • 就職活動でIT企業を志望する方(学生)
  • 「ITの営業」自体に興味がある方

向けに役立つ情報をお届けしています。

はじめに:私のある日のスケジュール公開

今回のブログでは、文系学部卒3年目IT営業マンである私が、SIerの業務スケジュールについてご紹介します。
IT業界は右肩上がりで成長している業界であり、良くも悪くもその会社の営業は忙しい日々を送っています。もちろん、給与も増加傾向にありますね。

お客様企業がDXを進めるにあたり、大変重要な役割を担うIT営業ですが、実際はどのようなスケジュールで業務を行っているのでしょうか。

私のスケジュールを例として、それぞれどのような業務をしているのかご紹介します。

まず結論ということで、以下のような業務スケジュールが(私が勤務する会社では)一般的です。

IT業界における出社の概念:テレワークについて

コロナ流行後はテレワークで働く基盤を整えた企業が増えたため、必要に応じて出社・テレワークを選択できる点は、皆さんが働かれている業界と大きな差はないでしょう。

私が勤務する会社は「フレックス制」(IT企業の多くが該当)を採用しているので、何時に出社しても問題ありません。
私は家庭を持っているわけでもなければ、早朝の活動もないので、基本8:30〜9:00を目安に出社しています。
中には家庭を持っている社員ももちろんおり、子供の送り迎えをしてから出社する人や、家の事をするために(早めに出社して)早上がりをする社員も多いです。

特にIT企業は「柔軟に働ける環境」を整えている印象をお持ちの方が多いですが、概ね間違っていません。一方で、少し古いデータにはなりますが、内閣府男女共同参画局の公開情報によると、1000人以上の規模の企業の「フレックスタイム制」の導入率が右肩下がりになっていることがわかります。最新のデータが平成27年なので、出社が当たり前だった頃ですね。

出典:内閣府男女共同参画局(https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h28/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-18.html

テレワークの導入率については、コロナ流行時に跳ね上がっているものの、段々と出社へ切り替えている企業が多いことが読み取れます。

出典:厚生労働省「これからの労働時間制度に関する検討会報告書」(https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000969232.pdf

午前中の活動

メール確認・事務的な作業:メールはどのくらい届く?

出社してまず行うのはメール確認です。多くのお客様と連絡をとっているのも1つですが、内部のメールも大変頻繁に飛び交います。

プロジェクト関連の情報の連携や、商談で使用する資料の確認などで連絡を取り合います。1日おおよそ100件くらいで、大きなプロジェクトに関わるようになると200件ほどメールが溜まる時があります。

とは言いながらも、日中にメールを読む時間を取れていればキャッチアップは可能ですし、慣れてくると重要なメールかどうかの判断はできるようになってきます。
これは、どの業界にいてもたいそう変わらないです。

事務的な作業については、スケジュールの確認、当日使用する資料の事前確認や、商談に同行するメンバーとのすり合わせなどを行います。
特にスケジュールの確認は重要で、「今日の流れはこうだから、この時間で作業Aをして、この移動時間に宿題Bについて考えて、商談後はソリューションCのインプットをしなきゃ。」というイメージをしておきます。
イメージ通りに物事を進めるのはなかなか難しいですが、柔軟に働ける環境を十分に活用するために、私はスケジュール確認を重要視しています。

内部ミーティング:IT企業のミーティングはどんなことを話すの?

このミーティングは、「既存顧客であるA社にソリューションBを提供したいが、どのような戦略で進めるべきか?」といったテーマで、開発チームの役職メンバーと、A社の営業担当である私と、私の上司で開催しました。
A社に納品しているシステムの特性と、ソリューションBの特性の相性についての技術的な観点や、「どの部門はどんなことをやっているから部門CのDさんがキーマンとなる」といった営業的な観点で議論をします。
この議論の結果、部門CのDさんへアポイントを入れることとなったため、私がアポイント調整を行っていました。

SIerのシステム開発やコンサルティングサービスは形のないものになるので、開発チームと営業チームで会話することが頻繁にあります。
商談には、営業だけでなく開発も参加することが主流です(もちろん、例外もあります)。

オンライン商談

本日1件目の商談は、オンラインで開催しました。

ある SaaS型のシステムの商談で、当社の参加者は私のみで開催しています。
PC上でデモをお見せしながらシステムの紹介をしました。

この日は出社しなければならない理由があったため本社からオンライン商談をしましたが、もちろん自宅でから参加することも可能です。

午後の活動

現地商談:足を運んで対面で営業するスタイルです!

本日2件目の商談は、現地で開催しました。

こちらの商談でも午前中と同じシステムの提案をするために足を運びました。
私の感覚好みではありますが、IT企業の商談とはいっても、現地・対面でお客様と会話した方が、モノを買ってもらいやすい感覚はあります。
もちろん、勤務地から離れたところへ足を運ぶことはコストになり得るので、オンラインで良いかなと考えますが、近場は足を運びたいというのが私のスタイルです。

また、セキュリティ環境が整っているIT企業であれば、「直行・直帰」も可能です。私が勤務する会社も可能です。

メール確認・翌日以降の資料作成:サテライトOfficeへGo!

本日予定していた商談は一通り完了したので、日中に確認できなかったメールの確認や、翌日以降の商談で使用する資料作成を行います。

移動先から帰社するのは大変時間がかかるため、今回の作業はサテライトOfficeで行いました。
法人契約をしている企業の社員のみが入館できる仕組みで、シェアオフィスと呼ばれる形態のものです。主要な駅の周辺でよく見かけるやつですね。
サテライトOfficeもこれはこれでしっかりコストはかかっています。

この日は移動時間でメールを確認する時間があったため、サクッとメールの確認・返信を終わらせることができました。
資料作成ですが、今朝のメールでコメントをいただいていた資料の修正と、別顧客への提案に向けたレビュー資料の準備を進めていました。
IT業界(特にSIer)は定価があるものばかりではなく、お客様の要件に応じて金額と内容が変わるので、資料作成に割く時間は大変多いです。

夕方の活動

日報作成:退社前の締め作業

今日の商談の内容をCRMシステムへ入力します。
CRMシステムはどの企業も取り扱っているので、多く説明する必要はないかもしれません。
日報の作成が完了したら、明日の予定を振り返って退社します。

私が勤務する企業ではSalesforceを導入していますが、世の中にはたくさんのCRMシステムがありますよね。ちなみに私はSalesforceの認定試験をいくつか取得しており、ダッシュボードやレポートを自分で組み立てながら商談管理をしています。余談でした。

まとめ

このように「営業職」という観点で見ると、どの業界と比較してもやっていることは大きく変わるポイントはありませんが、ところどころで「スケジュール面の働きやすさ」や「機能面の働きやすさ」をご紹介できたかと思います。

これまで営業職に携わっていて、「柔軟な就業環境にシフトしたい」とお考えの方は、IT営業が選択肢の1つになるのではないでしょうか。

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